ペットの下痢や便秘、食欲不振、嘔吐といった消化器の不調は、比較的よく見られる症状です。長年、生活を共にしていると必ず遭遇してしまうといっても言い過ぎではないでしょう。
犬や猫において消化器トラブルが多い理由として、人間と比較して消化管が短い点、食べるスピードが速く胃に負担がかかりやすい点、そして胃腸はストレスの影響が現れやすい点などが考えられます。
動物病院で検査をしても「大きな異常はない」と言われたものの、症状が長引いてしまい、不安を感じている飼い主さまも多いのではないでしょうか。
東京都豊島区にある一二三堂薬局では、東洋医学の考え方をもとに、犬・猫それぞれの体質や生活環境を踏まえたペット漢方相談を行っています。
本記事では、ペットの消化器トラブルと漢方の考え方について、初めての方にも分かりやすく解説します。
消化器系の不調は胃腸炎といった急性のものから、加齢などが原因の慢性的なものまで幅広く存在します。
漢方薬は動物病院で明確な原因が分からない場合や、数カ月ほど症状が続いている慢性化したケースでより力を発揮します。ここからは一二三堂薬局に寄せられることの多い消化器トラブルを挙げていきます。
一時的な下痢や軟便であればフードが合わなかった場合など、心配のいらないケースもあります。
一方で何度も繰り返す、あるいは慢性的に下痢や軟便が続く場合は、腸内環境の乱れ、体質的な弱さ、ストレスなどが関係していることがあります。
食べたものがしっかり吸収できないと体力の低下を招く以外に、肛門周辺の皮膚の荒れやミネラルバランスの崩れにもつながりますので放置は禁物です。
ミネラルバランスが崩れてしまうとさらなる消化器の不調に加えて、筋肉のけいれんによる歩行困難やふらつき、脈の乱れといった心臓のトラブルにもつながります。
猫に特に多い便秘は水分不足や運動量の低下、ストレスなどが関係します。犬でも高齢になるにつれ、排便のリズムが乱れることがあります。
便が腸内に滞留することによって腹痛や腹部の張り、その不快感から食欲の低下、活動の低下の原因にもなります。
人間と同じように犬風邪や猫風邪、突発的な胃腸炎などによって一時的に食欲が低下したり、吐き戻しを起こしてしまうことはしばしばあります。
この場合、体力があるなら自然治癒しますが、体調を崩したまま慢性化してしまうことも少なくありません。
食欲不振は体力や筋肉量の低下につながり、散歩や遊びといった活動量の低下はより食欲の低下を招いてしまいます。
頻繁な吐き戻し(嘔吐)は下痢や軟便と同じように、脱水やミネラルバランスの崩れの原因にもなります。
西洋医学では、検査数値や明確な病名をもとに治療が行われます。一方、漢方では「病名」だけでなく、体質や症状の現れ方を重視します。
同じ下痢でも、冷えやすい体質なのか、ストレスに弱い体質なのかによって漢方の考え方は異なります。犬・猫それぞれの性格、散歩の量や室内運動の有無といった生活環境も重要な判断材料になります。
東洋医学では、消化器の不調は自律神経や精神的な影響とも深く関わると考えます。引っ越しや家族構成の変化、多頭飼いの場合は相手との相性など、環境の変化が症状の引き金になることもあります。
漢方薬は無理に下痢や吐き気を止めるといった、症状を一時的に抑えることだけを目的とせず、体全体のバランスを整えることを目指します。
下記ではその具体的な漢方薬によるアプローチ方法を紹介いたします。
食欲や消化吸収力が低下している場合は、胃腸の働きを穏やかに補い、食事からきちんと栄養を吸収できる体づくりをサポートします。
主には生命エネルギーである気を補う生薬の人参、白朮、大棗などを含む漢方薬が調合されます。
上記のような気を補う生薬の多くは胃腸を元気にする効果があるので、消化器トラブルに対応するペット漢方の中心となります。
環境の変化や性格的な不安定さが消化器症状に影響している場合、心身の過剰な緊張を和らげる視点も大切です。特に猫はストレスへの感受性が高いので、より注意が必要です。
消化器のトラブル以外に、皮膚炎を起こすような過剰なグルーミング、家具や物を噛む(壊す)、無駄吠えなどの異常行動がある場合はストレスへの対応も必要になるでしょう。
ストレスをやわらげるには柴胡、厚朴、枳実、薄荷といった気の巡りをスムーズにする生薬を含んだ漢方薬がしばしば使用されます。
子犬・子猫、高齢のペットでは、同じ症状でも対応は異なります。特にシニア犬やシニア猫になると、人間と同じように自然と食事量は減ってきます。
一方で食事量の低下から、運動量の低下、そしてさらに食事の量が減ってしまうサイクルは生活の質を実年齢以上に下げてしまうこともあります。
そういった場合は滋養強壮作用のある山茱萸や地黄といった生薬から構成される漢方薬が効果を発揮します。これらは年齢や体力に応じた無理のない生活を後押しします。
初回はしっかりお話を伺うために完全予約制となります。お電話(03-3971-2316)やこちらのご予約フォームをご利用ください。
ご予約フォームをご利用の際、氏名欄にペット名、保護者欄に飼い主様のお名前をご入力ください。
ペット漢方の費用相場としては、1日あたり200〜400円が一般的と言われています。
一二三堂薬局ではわかりやすい料金体系が安心につながると考え、1日分で220円(税込)、犬・猫ともに同一料金の定額制となります(最低調合日数は10日分から)。
30日分以上ご購入の場合は割引サービスも行っております。具体的には30日分で6,100円、60日分で11,700円となります。
定額制のため、体重や年齢などで変わることはございません。漢方薬の代金以外の相談料といった費用は頂いておりませんが、原則としてご購入を前提にお話を伺っております。
大切なペットに使用するものだからこそ、安全性の確保や副作用の防止は何より大切だと考えています。
一二三堂薬局ではペットの種類、体格、年齢、アレルギーの有無などを十分に考慮しながら、安全第一のご提案を心がけています。
副作用についても人間には合ってもペットにとっては合わない漢方薬も存在します。そういった点も踏まえながら、しっかりお話を伺いご症状と体質的に合った調合を心掛けています。
ペット漢方において安全性を確保するうえで、品質は非常に重要なポイントです。一二三堂薬局で使用する漢方薬は、国内メーカーから品質や農薬の基準をクリアしたもののみを採用しております。
体調や月齢によって変わってまいりますが、ペットフードをしっかり食べられるようでしたら多くの場合服用は可能です。
ご心配な場合はお電話(03-3971-2316)やこちらのお問い合わせフォームから事前にご連絡ください。
体質や生活環境によって個体差があります。急性病の場合は10日間ほど、慢性病の場合は2~3か月ほどで効果が出るケースが多いです。
基本的には併用可能ですが、併用の際はかかりつけの獣医師へのご相談をおすすめしています。
飼い主様がご来局されるのがベストですが、お電話でお話を伺い発送も行っております。発送をご希望の際はまずお電話(03-3971-2316)を頂きたいと思います。
他の患者様のアレルギーの観点などから、原則として飼い主様のみのご来局をお願いしています。
ウサギなどの哺乳類を中心にご対応は可能ですが、お電話(03-3971-2316)やこちらのお問い合わせフォームから事前にご相談頂けますと幸いです。
これまでに挙げたご症状は特にご相談の多いものを挙げましたが、ペット漢方は多彩なご症状に対応可能です。
もしご不安な場合はご予約前にお電話(03-3971-2316)やこちらのお問い合わせフォームをご利用ください。
一二三堂薬局は大正8年から漢方薬局専門として営んでまいりました。この歴史の中で、ペット漢方のご相談が多くなっていることは時代の変化を感じさせます。
ペット漢方はご症状を抑えるだけでなく、犬や猫の体質や性格まで含めて心身を整える自然療法です。皮膚トラブル、下痢・嘔吐、ストレスなど現代のペットが抱えやすい悩みに穏やかにアプローチできます。
一二三堂薬局では、ペットのご症状や体質、年齢、環境に合わせた丁寧な調合でサポートいたします。犬の漢方・猫の漢方については東京・池袋の一二三堂薬局にご相談ください。